この記事でわかること
この記事を書いている人
のちこ 30代・働く女性(デスクワーク・フルリモート)
お酒は飲まない・タバコも吸わない
運動はほとんどしない
低容量ピル服用中
胆嚢炎発覚〜入院手術〜退院までの簡単な流れ
5/24 会社の健康診断受診
6/8 健康診断結果で「胆のうに異常あり・要検査」
6/13 病院受診
6/16 入院
6/20 退院
※この記事は、私自身の体験を基に記載しています。実際の処置や術後の経過は、病状や環境、医師の判断など、さまざまな要因によって異なる場合があるため、参考程度にお読みいただければ幸いです。
現在、胆嚢炎でお悩みの方や手術前で不安を感じている方が、この記事を通じて少しでも気持ちが楽になりますようにと心より願っております。
胆嚢炎発覚までの経緯と自覚症状
ことの始まりは、5/24に受けた会社の健康診断でした。
腹部の超音波検査を受けている際、以下のような状況であったことから「これは何かあるかもしれないな」と覚悟していました。
- 検査時間が長かった(体感では15分くらい)
- 横になっての検査だけでなく、座ったり立ったりしながら入念に診られた
- 「普段から、上腹部の痛みを感じることはないか」と質問された



自覚症状もあったことから、この段階で「胆石があるかもしれない」と、胆嚢の摘出手術に関する情報を集め出していました。
自覚症状について
・1年ほど前から、脂っこいものを食べた後の夜中〜朝方にかけて、上腹部に激痛が走って眠れないことがあった
・3ヶ月ほど前からは、脂っこいものを食べると必ず夜中に上腹部に激痛。この頃は背中や腰も痛く、脂汗をかくような苦しさがありました。
・1ヶ月ほど前から、上記に加えて常時上腹部に鈍痛。
自覚症状が出た段階で早めに病院で検査を受けるべきだったのですが、朝になると痛みが和らぐことや、当時転職したばかりであったこと、さらに元々病院が苦手であったことが重なり、「我慢する」という選択を続けてしまいました。
検査結果の到着
健康診断後3週間程度で検査結果とともに、案の定「要精密検査のお知らせ」が届きました。
腹部超音波の欄には「胆のう結石」というメモが記載されていました。大きさや数については言及されていませんでした。


検査〜診断まで
病院選びについて
近隣の手術ができる大きな病院を複数ピックアップして、その中で「胆のう手術の件数が最も多い病院」で検査をすることにしました。
胆石がある場合、根治は手術しか方法がありません。他の治療法では再発のリスクや治療の長期化が予想されることから、「安心して手術が受けられること」を最優先して病院を選びました。結果として、影響が少なく早期に完治するという最良の選択ができたと感じています。
検査について
健康診断の結果では何もわからないとのことで、まず以下の検査を受けました。
- 血液検査
- 腹部X線検査
- 腹部超音波検査
- 肺活量の検査
- 心電図
- 腫瘍マーカー
検査をして分かったこと
- 胆石が認められた
- 下の写真左の中央、白い丸が胆石です。
- 胆のうが全体的に炎症状態
- 下の写真右の白くなっている箇所が炎症部位だそうです
- 白血球の数値が上がっている
- 胆のうのくびれが強く、2つ部屋があるような状態になっている(先天的)
- 胆のうが通常とは逆側についている(先天的)


あらかた予想通りではありましたが、「胆のうの位置が常人とは違う」というのは衝撃でした。この段階で、手術時の事故を避けるため、念の為造影剤を使ってのCT検査も受けることになりました。
診断結果
<診断名>
胆石性胆嚢炎
<治療計画>
手術療法、術後管理
<手術内容>
腹腔鏡下胆のう摘出術
3日後に入院→手術を行うこととなりました。
医師からは「手術をするしか治す手立てがない」という理由で、手術以外の治療法の提示はありませんでした。
初診日の診療費
入院準備〜入院
入院に必要なものについては、事前に病院側から提示がありました。
- お薬・お薬手帳
- 洗面用具
- 歯ブラシ
- くし
- シャンプー
- コップ
- 滑りにくい履物
- ティッシュ
- 下着
- マスク
- (大部屋の場合は)イヤホン
タオルと入院中の寝巻きについては、病院指定のものがあったため(有料)持参する必要はありませんでした。
また、上記に加えて、手術のために必要なものとして以下の3点を購入するように指示がありました。私が入院した病院では、これらは売店で購入でき、手術で使用しなかった場合には返金してもらえるという非常にありがたい対応でした。
術後の静脈血栓を予防するためのもの。手術直前〜術後数日間着用しました。
後述しますが、私の場合血栓リスクが高かったので、退院前日まで着用を指示されていました。
ちなみにメディキュットがわりに現在も自宅で使用しています!
一般的に、お腹の手術をした方はみなさん使用するもののようです。
コルセットのように、お腹をしめるようにして使いました。私は退院後1週間程度は巻いたまま過ごしました。
私は使用しませんでした。代わりに紙オムツを着用しました。
持っていくと便利なものリスト
ドライシャンプー
術後はシャワーを浴びることができません。また痛みもあるため、あまり動きたくありません。このドライシャンプーなら、髪を撫でるだけ・ドライヤーいらずでさっぱりとさせることができるので、入院中のシャワーがわりには非常にありがたい存在でした。通常のスプレータイプのドライシャンプーより楽だと感じます。防災グッズとしても重宝するはずなので、私は常備しています。



香りも良く、皮脂の嫌な匂いに悩まされることなく入院中過ごすことができました!
汗拭きシート
お気に入りの香りのものを持っていくと良いと思います。点滴などをしたままなので、さっと拭ける汗拭きシートは手軽に体を清めることができ、リフレッシュの意味でも非常に重宝しました。



ビオレの冷シートはしっかりと肌を冷やしてくれるので、お気に入りでした!
洗顔シート
「洗顔シート」は入院をきっかけに初めて使ってみたのですが、すっかり気に入ってしまいました!
化粧水の役割を兼ね備えたものも多く、これ一枚で簡易的ながらも十分な肌ケアが可能です。術後は正直、「肌のことなど二の次」とケアを怠りかけましたが、この製品のおかげで最低限の手入れを保つことができ、結果として自分の尊厳を守ることができました笑



あまりの便利さに、術後しばらくは「洗顔シート」のお世話になりました!今でも疲れた日はこれで済ませてしまってます。肌荒れ等は今の所一度もありません。
手術前日〜当日
手術前日の夕方に入院。食事はその日のお昼まで可能で、特に制限もなかったので、手術までは痛むお腹を抑えてこれでもかとばかりに好きなものを求め続けました。しばらく食事がとれなくなることがわかっていたからです。
入院してすぐに、下剤を渡されました。2種類の下剤を飲んで、この日は寝る時間までずっとお手洗いに行き続けました。
入院着に着替えて、入院中ずっと刺しっぱなしとなる手術用の点滴を刺していただきました。正直、今回の入院中で一番痛い思いをしたのはこの瞬間でした。



私は点滴が入りにくい細い血管をしているらしく、何度も刺し直しになってしまったので非常にしんどかったです、、
低用量ピルの服用について
現在服用している薬などの確認があり、長年低用量ピルを飲んでいることをお伝えしたところ、「手術で血栓リスクが高まることから、すぐに服用を中止するよう」に指示を受けました。
通常は1ヶ月ほど休薬してから手術をすることを勧められるそうです。
そのほかにも伝えられたこととしては、
- 手術からも1週間程度は服用しない
- 弾性ストッキングは術後も外さず2-3日は履き続けること
- 足の痺れなどを感じたらすぐに看護師に伝えること
手術自体に不安はありませんでしたが、血栓症については最悪命に関わる重篤な状況となる可能性もあるため、気がかりではありました。
血栓症について詳しく知りたい方は日本血栓止血学会 にて発行されている、「血栓症ガイドブック」をご参照ください。
前日夜の過ごし方について
手術の際に体力が低下している状態だと良くないとのことで、「睡眠導入剤」を処方されて眠りました。
これは病院や医師によって対応が異なるかもしれませんので、同様に手術を受けられる方は主治医にしっかりとご確認いただきたいですが、普段とは異なる環境・手術への一抹の不安などにより眠れないのではないかと心配していた私にとっては非常にありがたい処方でした。



この日はこのほかにも、血液検査などを受けて手術を受けられるかの最終チェックをしていただきました。
手術当日
- 前日の下剤以降の排便の状況をヒアリング。もう出ない状態であることを確認されました。
- 前日の21時頃から飲み物も含めて絶食状態。
- 〜朝8時くらいまでに弾性ストッキングを履いておくように指示
- 併せて紙おむつを履きました
- 10時頃 歩いて手術室へ(手術室まで付き添いOK)
手術室へ
手術室では、まず髪をまとめてメディカルキャップをかぶせられます。
そのまま手術台に自分で上がり、点滴から麻酔を入れてもらいます。手術は全身麻酔です。
酸素マスクをつけ、看護師さんに「大丈夫ですよ、すぐ終わりますからね」と肩を数回ポンポンとたたかれている間に、麻酔状態に。
1時間半程度で手術が終わり、起こされたような気がします。ほとんど意識はありませんが、何言か医師や付き添いの家族とやり取りをしたようです。そのまま自分の病室へ寝たまま戻ります。
術後の経過
私の場合、30分程度でしっかりと覚醒しました。痛みはあまり感じません。体が重く、お腹の辺りに腹帯が巻かれていることは認知できました。酸素マスクと心電図を付けられています。
- 麻酔が切れるまで体を動かすのは禁止(私は16時くらいまで動けませんでした)
- 紙おむつに排尿するように言われましたが、どうしても自我が邪魔をしてできませんでした。自力でトイレに行けるようになるまで我慢
- その日は飲み物を含めて絶食。どうしても我慢できない場合は口の中を湿らせるためのスプレーを準備すると言われました
食事
術後は以下のスケジュールで食事が可能になっていきました。
手術当日
絶食。飲み物も禁止。私はこの日から食欲があり、空腹感が強かったです。
(普通はあまり食欲は出ないと言われました笑)
手術の次の日
絶食。飲み物だけOKに。ただし、甘いものや刺激の強いものは避けるように言われました。(水がベストとのことでした)
術後2日目
朝から食事スタート。最初の食事は
- 五分粥
- 具の少ないお味噌汁
- 鮭
- 温かい牛乳
- 大根おろし
この日はうどんや豆腐などの柔らかいもの中心に出てきました。
術後3日目
朝は炒り卵やお粥、冷たい牛乳などが出ました。
そのまま退院。家ではお粥を中心に少しずつ固形物を取り入れていくようにしていきました。
術後の痛み
手術当日
違和感はありましたが、麻酔が効いていたこともあり、痛みはほとんど感じませんでした。どちらかというと、体を動かしてはいけない制約によるストレスの方が辛かったです。
術後数日〜1週間
麻酔が切れてきたくらいから、筋肉痛のような鈍痛がし始めました。しかしながら、耐え難い痛みというほどではありません。笑ったり力を入れたりすると痛みましたが、とはいえ程度としてはひどい筋肉痛になってしまっているような感覚で、精神的な辛さはありませんでした。
傷口
- おへその中(かさぶたはできましたが、傷口はほとんど見えません。)
- 右下腹部に1-2センチ程度の傷
- USBタイプCくらいの大きさ
私の場合、上記2箇所の手術跡ができました。
現在手術から1年程度経過していますが、おへその中の傷はほぼなくなり、右下腹部の傷もかなり目立たなくなりました。ちょっとしたシミ程度の跡です。おへその出る服をきても全くわからないと思います。
術後1ヶ月くらいはシートで傷口を保護して生活しました。
術後の生活への影響について
食生活に影響はあった?
術後しばらくは脂質を控えた生活をしていましたが、普通の食事をしてもなんら変化はありませんでした。
医師によると、食生活などへの影響は人それぞれ出方が違うらしく、胆嚢摘出後に下痢をよくするようになるなどの体質の変化があらわれる方もいらっしゃるそうです。私の場合は胆嚢摘出前後で特に大きな変化はありませんでした。
運動はどのくらいからできる?
1ヶ月は汗をかくような強度の運動は控えました。軽いウォーキング程度に抑え、痛みなどを考慮しながら少しずつ強度の高い運動をするようにしました。
- 夏に手術を受けたため、運動をしていなくても汗をかいてしまい、その影響で傷口を覆っていた保護シートにかぶれてしまいました。運動をするしないにかかわらず、傷口周辺の状態は十分に留意しましょう。
職場復帰はどのくらいでできた?
私の場合は、1週間程度で職場復帰しました。
しかし私は特殊な環境であったと思うので、どなたも同様の期間で復帰できるとは限りません。ご自身の体調に応じて復帰していただければと思います。
入院・手術にかかった費用
<総額>
139,918円
<内訳>
食事療養費 1,960円
私は、どうしても病室を個室にしたかったので、別途個室料がかかってしまっています。



術前術後にゆっくり眠ることができましたし、何より個室の良さはトイレがあること!
術後点滴しながらトイレに行くのは地味にしんどいので、サクッと自分だけが使えるトイレに向かえるのはとても良かったです。
胆嚢を摘出して
「全身麻酔での手術」と聞いたときは、正直なところ多少の怖さを感じました。しかし実際に受けてみると、想像していたほどの痛みやつらさはなく、全体として大きな負担は少なかった、というのが率直な印象です。
このブログをご覧いただいている方の多くは、これから胆嚢摘出を控えているご本人やご家族かと思います。大切なのは、手術そのものを過度に恐れるのではなく、できるだけ体調を整え、安心して当日を迎えられるよう準備することだと感じました。
もちろん、ここでお伝えした体験はあくまで私自身の一例にすぎません。術後の経過や感じ方は人によって異なりますので、不安に思うことがあれば、ぜひ主治医や医療スタッフに相談し、納得できる形で手術に臨まれることをおすすめします。
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